身の回りで自殺した人の話。
かれこれ50年余り生きてきました。長いような短いようなですが、社会人になってから今日までで、自分の知り合いで自殺した人が3人います。
自分の働いている業界の事を詳しく書くと、まず間違いなく特定されてしまいますので、その辺はぼやかして書きますが、50年間で3人って多いんですかね?
ここでは亡くなられた方を思い出して覚えておくために簡単に書くことにします。お読みになって気分が落ち込むかもしれませんが、その点ご容赦ください。
Kさんの場合
約20数年前のことです。自分にとって初めて知り合いの自殺を経験でした。
30代半ばのとても面倒見の良い先輩で、本当にお世話になった方です。転勤になって上司にいじめられ、自殺されました。お子さんも生まれたばかりで、それはそれは悲しいお葬式でした。
今なら立派なパワハラですが、諸事情あって自殺ではなく事故ということになっています。その当時の上司の方は今もお元気でお仕事をされています。今でも憤りが収まりません。
Kさんの場合
偶然にもイニシャルがまたKですが、同じく会社の先輩です。15年くらい前の話です。細かく詳細は書けませんが、リストラする側のストレスで、自殺されてしまいました。自分をとても助けてくれた先輩でした。リストラする側で良心の呵責に苦しむくらい優しい方だったのだと思います。一方、リストラを断交して偉くなる人を同時に横目で見て「人への優しさって本当に必要なのかな」と感じたことを覚えています。
Yさんの場合
会社の偉い人でした。うつ病で自殺。正直言ってあまり好きな人ではなかったので、先のKさんお二人ほど動揺はしませんでした。ただ、うつ病って本当に怖いなと感じました。傍から見ると人生順風満帆に見える方だったのに、心の病気によって死に追い詰められるなんて恐ろしすぎます。
自殺大国日本
今でも日本は年間2万人以上自殺しています。理由は様々ですが、自分は必ずしも自殺が悪いことだとは思っていません。Yさんのように病気で自殺に追い込まれるのは別ですけど。以下、とても良い本です。大好きな一冊です。

- 作者: ショウペンハウエル,Arthur Schopenhauer,斎藤信治
- 出版社/メーカー: 岩波書店
- 発売日: 1979/04
- メディア: 文庫
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でもなあ・・・やっぱりお二人のKさんには今でも会いたいなあ。