衆院選の公示まであと1週間ですが、選挙は後出しジャンケンが有利。小池都知事の出馬はご本人の発言通り本当にないのでしょうか。
結論から言うと無いと思います。以下その理由。
- 世論調査の希望の党支持が思ったより伸びない。
- 枝野さんの立憲民主党の立ち上げによる票割れ。
- 圧勝・大躍進でなければ、閣僚になれないかも。都知事以上のステイタスが確実でなければ意味がない。
- 党立ち上げ当初は自身の出馬について言葉を濁していたが、今は不出馬を明言している。
確かに都民ファーストの会ほどの勢いは感じられません。
メディアも応援して良いのか迷っている感じですから、今後支持率は下がってくると思います。
今回は情勢を見定めて立候補は自重。選挙結果次第でご自身の希望の党での立ち位置を決める目論見なのでしょう。
なんだか関ヶ原の戦いで徳川家康が西上せずに本番を迎えるような感じです。都知事と言う絶対的安全地帯から戦況を見守って、結果次第で戦闘に参加するか、補給のサポートをするかなど関わり方を探っている感じ、一言で言うと「ズルイ」です。あ、大阪城から出てこない秀頼っぽくもあるか。
小池さんは決められない政治家
都政を見ていて思いました。小池さんは会議のための会議しかできない決められない政治家だと。なんでもスタッフに丸投げして案を出させ、最終的な決断をなるべく先延ばしして最後に「多くの方々のご意見を聞いて総合的に判断しました」と結論付けます。これ一見民主的ですが、要は責任を取りたくないから即断せず、何かあった時に「みんなで決めたんじゃん」と、連帯責任にするために関係者を増やすんです。
希望の党での今後の小池さんの立ち位置は選挙結果次第
今回の衆院選も仮に惨敗したら「今後は代表は若狭さんにお任せして、私は都政に専念します」と一歩引いてアドバイザー的なポジションを取るでしょうし、圧勝したら「今までにない発想で都知事と国政の両面から東京と日本を良くして行きます。これを私は二刀流と呼んでいるんですけどね」とか言って代表になり美味しいところを持って行くに決まってます。何にせよ小池ファーストで、その時に一番自分にとって利益になる選択をするのでしょう。都民や国民にとってではなく。小池ファースト、国民セカンド、都民リーストなのかな。
典型的な風見鶏、勝ち馬に乗るタイプだが。。。
つまりは古い言葉ですが典型的な風見鶏、勝ち馬に乗るタイプです。ただ今回の場合、その風は小池さんが吹かせたのですから単なる風見鶏、勝ち馬に乗ると言う事ではありませんよね。政治家としてはダメですけど政局を作らせたら今は日本一かもしれません。
風見鶏、購入して小池さんの事務所にお送りしたい。
希望の党の希望の意味は国民の希望ではなく、小池さんの総理大臣になる夢を叶えるための希望。
これまでの都政見るに小池さんにとっては都知事はあくまでも腰かけで、総理大臣を目指すための単なるステップなのでしょう。今回出馬しなくても、いつか必ず理由をつけて都政を放り投げる気がします。だって小池さんの総理大臣になる夢を叶えるための希望の党なのですから。
都政がこんなにないがしろにされているのに、メディアも批判しないしデモ一つ起きない。もりかけ問題なんかより、よっぽど問題だと思うんですが。