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遊泳禁止区域で泳ぐのは本当に子どもや中高校生?海の事故を防ぐには?自己責任と非難するだけじゃ意味がない。

毎年夏は悲しい水の事故が起きますよね。

www.jiji.com

統計を調べてみると昨年2016年は事故件数、死者・行方不明者数とも過去5年間で最多となっています。ちなみに先のニュース記事もそうですが、こういう水の事故では子どもが大勢亡くなっているような印象を持ちますが、実際はほとんどが大人です。

https://www.npa.go.jp/publications/statistics/safetylife/chiiki/290615mizunennpou.pdf

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【pdfリンクと図は警察庁の統計資料(平成29年6月15日発表)「水難年報」より。】

死者数でいうと子ども(高校生以下)は全体の5.8%なんですね。ネットを見ると「海の怖さを知らない子どもが」とか「ルールを守らない子どもが」とか「同情できない、自己責任だ」みたいな意見ばかりですが、実は大人が一番ルールを守っていないんです。

自己責任と批判するだけでは意味がない。

「自己責任」便利な言葉です。まあ確かにそうなんですが、毎年水の事故で命が失われているわけですから、更に対策は必要でしょう。海と川は事情がかなり違うので、今回は海に関して考えてみます。

海で泳ぐのは基本自由。

遊泳禁止区域で泳ぐのは違法ですが、それ以外の海で泳いでも法的には問題ないそうです。川や池と違って海の所有権は誰も持っていないからと言うことになります。だから遊泳区域外で泳いでも禁止されていなければお咎めはありません。
では少なくとも法的にNGな遊泳禁止区域での遊泳には具体的な罰則を設けたらいかがでしょうか。

遊泳禁止区域での遊泳の対し罰則はあるにはありますが。。。

 そう思って調べたら、遊泳禁止区域で泳ぐことによる罰則はあるにはあるんですね。ただ以下のニュース記事のように「危険だから遊泳禁止 泳いだら罰金」と言う意味合いではなく、漁船との接触や養殖施設を壊したりなど、漁師とのトラブル回避のための条例みたいなケースがほとんどのようです。

www.sankei.com

だからこういった海に関連した施設絡み以外の通常の遊泳禁止区域告知は、どちらかというと自治体のアリバイ作りに思えます。「遊泳禁止って書いてあるんだから、何かあっても自己責任」と言い切るための免罪符です。
遊泳禁止区域の表示は、条例に基づいて自治体や海水浴場の運営者などが設置している場合が多いようです。しかし遊泳禁止区域で泳ぐ、即処罰と言う運用はされていないでしょう。強いて言えば不法侵入、軽犯罪法違反程度でしょうね。

何事もそうですが罰則のない条例が厳守されるはずがありません。駐車違反と同じように罰金も取ったり、夏だけは取り締まり強化したりなどするべきではないでしょうか。看板だけではなく一緒にwebカメラとかを設置するとか、侵入すると防犯ブザーが鳴るとかでも良いです。

もっともそんなリソースは自治体にないか。。。やっぱり啓蒙活動しかないんでしょうね。