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泊食分離?旅館の魅力をなぜ無くす?ホテル、ビジネスホテル、旅館、民宿、役割がそれぞれ違うのに?ポスピタビリティ向上と伝統を守るのは別の話。

旅館は良いですよね。

温泉旅館、大好きです。人里離れた山里にひっそりたたずむ温泉旅館。川の音と虫の音を聞きながらの露天風呂。美味しいその土地の食材による食事。日本人に生まれて良かったと感じます。そんな素晴らしい旅館文化を台無しにする様な話が進んでいます。(温泉のない京都とかの高級旅館には行ったことがないので、温泉旅館を「旅館」として書きます。)

泊食分離?旅館の魅力をなぜ無くす?

www.jiji.com

「泊食分離」って聞き慣れない言葉ですが、観光庁が旅館業界に対して部屋料金と食事料金を別建てにするように促していく方針なのだそうです。

これってどうなんでしょうか。旅館って素泊まりホテルじゃありません。朝晩の食事、建物の風情、温泉や露天風呂。夕食の間に布団が敷かれ、朝食の間に押入れにしまわれると言ったキメの細かいサービス。全てがセットで初めて旅館といえます。食事が別の旅館なんてコアファイター抜きのガンダムの様なものです、いや足のないジオングか。

以下上記のニュースからの引用ですが;

日本の多彩な食文化を楽しみたい長期滞在の外国人旅行者らのニーズに対応し、旅館の稼働率を上げる狙いがある。

100歩譲って、連泊する場合に限り食事の有無を選べるというのなら良いかもしれません。ただ最初の一泊は絶対にダメです。

稼働率を上げることが旅館にとってそんなに良いことか?

2016年の宿泊旅行統計調査によると、客室稼働率はシティホテルが78.7%、ビジネスホテルが74.4%であるのに対し、旅館は37.1%と低迷しているとも記事内に記述がありますが、それは当然でしょう。それぞれ役割が違います。それに連日満員御礼の旅館なんてリラックス出来ません。

ポスピタビリティの向上と伝統を守るのは別。

外国人観光客が不便のないように多言語対応したり、富裕層向けのプランを用意したり、ハラルやベジタリアン、ビーガン対応をしたりなど、ホスピタリティーの向上はどんどん進めるべきです。ただ変えてはいけないものは変えちゃダメです。伝統や作法や仕来たりなどを変えちゃったら本末転倒です。

温泉の刺青規制もそうですが、外国人の都合に何でも合わせれば良いというものではありません。

外国人観光客が主要有名都市だけでなく、どんどん全国くまなく訪れる様になるかもしれないだけに、観光の核となる部分は安易に変えちゃいけないと思うんですよね。