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カタールがOPECから離脱!何を意味するのか?世界経済や日本への影響は?中東依存を解消すべく、ロシアなどからの原油輸入を増やす検討を。

カタールがOPECから離脱!

驚くべきニュースが平成最後の師走に飛び込んできました。産油国であるカタールがOPECを脱退するのだそうです。

www.bloomberg.co.jp

カタールのエネルギー省のSaad Sherida Al-Kaabi大臣がドーハで行われた記者会見で発表したものです。来年1月1日をもってOPECから離脱です。

理由としては、今後天然ガスの開発により特化して行きたいからとのことです。カタールは世界最大の天然ガス生産国です。

ちなみに日本の液化天然ガス(LNG)輸入元でカタールは第3位です(2017年)。

以下、日本の液化天然ガス輸入相手国上位10カ国の推移の資料です。

http://www.customs.go.jp/toukei/suii/html/data/fy8_3.pdf

今後OPECの合意とは関係なく増産・減産ができることに。原油価格の不安定化に?

カタールは石油の生産量第11位の産油国なので、今回のOPEC脱退が世界経済に直接与える影響は限定的だと思います。

しかし、OPECから脱退ということは石油の生産を自国の都合だけで行えることを意味します。OPECの生産統制から外れるわけですから。極端な増産や減産の可能性という不確定要素により、将来的に原油価格が不安定になる可能性は否定できません。

中東に原油を極端に依存している日本はリスクを分散すべき

ちなみに日本の原油輸入元は、輸入量順に、サウジアラビア、UAE、クウェート、そしてカタールです。

www.garbagenews.net

今後、カタールからの原油輸入がどうなるかは現時点では不透明ですが、圧倒的に中東に依存している状況はこの機会に考え直す必要があると思います。リスクを分散する意味でも、例えばロシアからの輸入を増やすなど検討すべきでしょう。折しも日露平和条約締結に向けて急ピッチに動き始めているわけですから。

www.yomiuri.co.jp

広がる自国第一主義

イギリスのEU離脱、Brexitやトランプさんの掲げるAmerica Firstなど、世界に広がる自国一主義。今回のカタールのOPEC離脱をみても「国同士で足並みをそろえる」というトレンドが変わり始めている気がします。

日本は中東に生殺与奪権を握られているようなものなのですから、今後「何が起きてもおかしくない」と、これまで以上に常に最悪を想定してエネルギー政策を考えてゆかないとダメな気がします。シーレーン防衛だって今後の中国の海洋進出でどうなるか分からない訳ですし。

まあ僕レベルで考えると、ガソリン安くならないかなあってだけなんですが・・・