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北朝鮮のミサイル発射ニュースが常態化するのは危険 風物詩や日常となってはダメ 石油輸出禁止と個人資産凍結が制裁案から外された理由は?

また撃ちましたね。

国連制裁決議に素早く反応してICBM発射。毎度のことながら迅速に有言実行。決められる政治とはこれですね。あ、1人で決めてるんでしたっけ。

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ミサイル発射ニュースの常態化と対応のルーティン化が心配。

お馴染みの「最も強い言葉で非難する」に象徴されるように日本政府は基本的に同じ対応しかできません。安倍首相が孤軍奮闘して外交努力で北朝鮮包囲網を作るべく、つい先日もインドの協力を取り付けましたが、即効性のある対処法はありません。

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ミサイル発射が風物詩化して、日本の反応も予定調和化して、全てが日常のようになってきました。「あーまたミサイルかー今度はどこに着水?」みたいに慣れっこになるのが一番ヤバイです。不適切な言い方をすると、周囲でも「旬な話題」ではなくなってきています。

周りを気にせず長期休暇を取る人を思い出しました。

昔、会社に毎年一番忙しい時に必ずアメリカにNBLを観に行く人がいました。

休むなというわけでは全くないのですが、この方は毎年繁忙期に夏休みでもないのに1週間ほどの連続有給休暇を取ります。周りの仕事にも支障が出るのですが、本人はまったく気にするそぶりもありません。もちろん休むなとは言えません。そして何年も同じ時期に休暇を取り続ける内に周囲も諦めモードで「◯◯さんなら仕方ないよ」とか「◯◯さんは毎年その時期はNBL休みだたらいないよ」などとすっかり慣れっこになってしまいました。明らか問題なのに誰も疑問を持たないようになる。。。北朝鮮のミサイルと同じです。

国連決議で見送られた制裁案2点について。

話は変わりますが昨日の国連安保理での北朝鮮への制裁案からなぜ石油輸出と金正恩さんの個人資産の凍結が見送られたのでしょうか。

  • 石油輸出は止められない。

中国から北朝鮮への石油の輸出を止める件ですが、これは有名ですけど中国は石油の生産調整がなかなか出来ないんです。

中国産の原油にはろうそくの原料のパラフィンが多く含まれています。だから採掘を止めると原油を抜き取るパイプ内で固まって詰まってしまうので生産調整ができないのです。また中国・北朝鮮間のパイプラインも同様で、送油を一定期間止めてしまうと同じように詰まってしまうのです。だから長期間送油を止めたらパイプラインが蝋が詰まったただの管になってしまいます。これでは石油輸出はストップ出来ません。

  • 金正恩さんの個人資産の凍結も無理。

目立たない制際に見えますが、石油を止めることと並列に検討されていた制裁案ですから致命的な効果があります。一説には金正恩さんの個人資産は数千億円とも言われています。でも独裁者にとってお金はいくらあっても十分ということはありません。

独裁者にとって金は命綱。

独裁者はいつ国を追われるかわかりません。だから万一の備えに資産はいくらあって良いのです。仮に数千億円の資産があったとしても、独裁者はお金が失くなることを一番心配します。例えばですが、亡命をするとして、いくら費用が必要かなんて想像つかないじゃないですか。中国の政治家を100人買収するなら100億かかるかもしれません。一生暗殺を恐れて暮らすわけですからセキュリティの費用だって膨大です。もちろん毎年政府関係者に賄賂等も必要でしょう。亡命後はこれまでのように蓄財はできませんから資産は日々減り続けるばかり。その命綱とも言える個人資産の凍結は金正恩さんが最も恐る制裁だと思います。これは最後の手段でしょう。

金正恩さんに限らず不正蓄財の政治家は多いはず。

そもそも北朝鮮に限らず中国やロシアの政治家は海外に巨額の不正蓄財をしているはずですし、特に習近平さんとプーチンさんは金正恩さん以上の個人資産をお持ちでしょう?みんなスネに傷を持っているんです。だから一国の指導者の個人資産凍結が国連制裁決議で行われたなんて前例は作りたくないですよね。

ミサイル発射実験の常態化を防ぐには?

 話は戻りますが、これはもう武力行使以外なら世界各国が国連制裁決議を遵守して、圧力をかけ続けるしかないですね。あるいは日本の核武装ですけど、残念ながらここまできても現実を見ない核アレルギーの日本人だから政権が保たないでしょう。

武力の後ろ盾のない外交って本当に無力ですね。