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ロンドンではテロ後ヘイトクライムが5倍に増加!反イスラムテロが増えないか心配です。

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テロの応酬にならないといいんですが・・・

ヘイトクライムや反イスラムテロが増加しそうでとてもイヤなムードです。と言うか実際ロンドンではヘイトクライムが急増しています。

www.afpbb.com

ロンドン橋での自動車暴走襲撃テロ以降、ロンドン市内でイスラム教徒を狙ったヘイトクライムが5倍(!)に増えたのだそうです。

イスラム教徒を狙った報復テロも。

www.bbc.com

そして昨晩(6月19日未明)ロンドンではラマダン中のイスラム教徒のモスク参拝を標的にした自動車突入テロが発生。手口からして明らかに報復テロです。

アメリカではモスク帰りの女性が拉致殺害されました。

 アメリカバージニア州では(これは単なる殺人事件かもしれませんが)先週日曜、17歳のムスリムの女性が、ロンドンの事件同様、夜にラマダンの参拝を終え、モスクを出た後、車で拉致されて行方不明になり、遺体で発見されました。

www.aljazeera.com

マンチェスターでは2,000人規模の大規模な反イスラムデモが。

マンチェスターではアリアナ・グランデコンサート自爆テロを受けての反イスラムデモが6月11日に行われました。2,000人というここ数年に無い大規模なデモだったそうです。反イスラムをきっかけに、最近勢力を弱めていた極右やナショナリストなどが集って連帯しているのだそうです。


Massive turnout for anti-Islam march in Manchester, England. (11th of June 2017)

そしてフィリピンでは政府軍がISと交戦中、もはや対岸の火事ではありません。

www.goodinfo.site

 日本では報道管制が敷かれているんじゃないかと思うほど、地上波テレビで全く報道されないフィリピン情勢。南部のミンダナオ島ではでISがマラウィ市を占拠して、政府軍と交戦状態です。ISは市民を盾としているので、凄まじい数の死者が出ています。

www.afpbb.com

人を殺すと必ず複数の人から恨みを買います。「亡くなった人」x複数人 の憎悪が発生するわけです。そんな憎悪がこの戦闘をきっかけにねずみ算式にアジアに広がったら、仮に今回、東南アジアでのISの拠点化を防げたとしても、テロと報復テロ、ヘイトクライムの応酬の連鎖だが残ってしまうかもしれません。だからフィリピン政府が短期間にマラウィを奪還しないと本当にヤバイんです。

このように「ラマダン期間はテロに注意」は結果的に正しかったんだけど、じゃあ来年以降どうすべき?

イスラム過激派にとってはラマダン時期にテロを行うことが宗教的に徳を積む事と理解されています。だからこの時期にテロが増えるのですが、それに比例して今後はヘイトクライムや報復テロも増えるのでしょうか。もう来年以降ラマダン時期は世界的に厳戒態勢を取らないといけませんね。

でもそうすると、ラマダン本来の意味は理解されず「ラマダン=テロ要注意月間」というイメージだけが広がって、圧倒的大多数のテロとは無関係なイスラム教徒の方々がいわれのない差別を受けるようになってしまいます。そうするとヘイトクライムが増加しかねません。本当に負のループとしか言いようがありません、どうしたらいいのでしょうか。IS殲滅だけで済む単純な問題とは思えません。

ちなみにラマダンはまだ終わっていません。

5月27日(土)~6月27日(火)がイスラム教のラマダン月及びラマダン明けの祭り(イード)となります。イスラム過激派テロに注意しないといけない期間、それが「ラマダン」と思われるのって、絶対イスラム教の教義に反していると思います。お願いですからもうこれから何もなく無事に終わってくれないでしょうか。