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ポップアイコンだった麻原彰晃。ビートたけし&たけし軍団のような教祖と信者の関係性。ポップでエンタメなオウム真理教の思い出は「90年代あるある」だ。

ビートたけし&たけし軍団のような麻原彰晃と信者の関係。違いは呼び名が「殿」か「グル」か。

(まず最初にお断りですが、数々のオウム真理教用語が出ますけど個別に説明は大変なのでwikiって下さい。)

こう言ってはかなり不謹慎かもですけど、オウム真理教関連の一連の出来事って、ある特定の世代にとっては「90年代あるある」的な思い出を共有できるエンターテイメントだったんですよね。もちろん一連の犯罪行為が明らかになる前まで限定の話ですけど。

ユーモアがあってテレビでキャラ映えするニューエイジ宗教の教祖、麻原彰晃は空中浮遊がウリで一躍メディアの寵児となって大ブレイク。90年台のポップアイコンとも言えると思います。また、そうしたチャラチャラした面だけでは無く「ダライ・ラマに生き仏(解脱者)」と認定されたと巧みに宣伝して多くの評論家からアカデミックな支持も得ていました。そしてその信者たちはゾウさんの被り物やヘッドギアを被り、歌って踊りながら布教や選挙活動をする面白集団。ビートたけし&たけし軍団と似たような関係性です。トップの呼び方が「殿」か「グル」かの違いです。なんども言いますけど、あくまで表面的な話で、一連のオウム真理教の犯罪が明らかになる前限定です。

しかし実際良く似てますよね、アカデミックにも大衆にも支持されるってとこが。過去対談もしてるし。


北野武×麻原彰晃 対談映像「たけしの死生観、麻原の仏教観」

そして幸いにも落選でしたが衆議院選挙にも立候補。♩しょーこーしょーこーしょこしょこしょーこーあーさーはーらーしょうこー♩の選挙ソングは大ヒット。当時誰もが口ずさんでいました。その名も「尊師マーチ」まさに本当の「ポップス」です。

本当に坂本弁護士事件が明るみになる前までは、宗教版ビートたけし&たけし軍団的存在だったんですよね。とんねるずの番組にも出ていましたし。

他にもワイドショーとかバラエティ番組に普通に出てたし、朝まで生テレビにも何度か出ていた記憶があります。YouTubeでDIGればアニメとかも含めていくらもおもしろ映像が出てきます。これがポップアイコンで無くて何でしょう?

大人の本気の遊び感覚が面白かった。

一方その組織はと言うと、省庁制を取り入れて擬似国家の体制をとったり、ロシアからラジオ放送やっていたりと(のちに国内からの放送に変更。今思うと受信報告書書いてベリカード貰うんだった、ってくれないか。)大人の本気の遊び感覚が伝わってきました。上九一色村のサティアンは正に大人の悪の秘密基地ですもんね。

あ、ラジオ番組に戻りますが、以下「では皆さんにここで一曲」と、DJ尊師が曲紹介をしてくれます。

ちなみにラジオ番組ですけど「オウム真理教放送」(オウムしんりきょうほうそう)あるいは「エウアンゲリオン(!)・テス・バシレイアス」と言って、最初はロシアからの放送を偶然BCLラジオのAMで聞いたんですが、一体どこから放送してるんだと不思議に思ったものでした。

資金源はお布施以外にも飲食店や激安パソコン販売も。

そしてその資金源ですが、様々なイニシエーション体験を受ける費用や、いわゆるお布施以外にも沢山ありました。関連会社(!)マーハポーシャによる激安パソコン販売や、うまかろう安かろう亭のアルマゲ丼。空気清浄機コスモクリーナーなんてのも開発してました。当時の秋葉原ではツクモ電機の裏あたりで信者たちが踊りながら全員で「DOS/Vパソコン激安、激安ー!」って叫んでいました。今思うとオタ芸の元祖かもしれません。そりゃ信者がほぼ無給で働けば激安パソコンも作れると言うもの。ともかく、そんな訳でオウム真理教の思い出は90年代あるあるなんです。

しかし、そのポップでコミカルな裏の顔は化学兵器や銃で武装した殺戮テロ集団・・・

そんなポップでコミカルな表の顔でしたが、実際は東京上空からサリンを散布する目的でロシアからヘリコプターを購入し、銃や化学兵器で武装する殺戮テロ集団だったと言う激烈なイメージのギャップ。ポップと狂気は紙一重だったんですね。

感心している場合じゃないんですが、オウム真理教って自分らの世代にとってはポップなエンタメ集団とテロ組織と言う真逆の二面性を持った団体で、最初は笑い者にしていたのに、いつのまにか裏ではとんでもない計画が進行していて、最後に背筋が凍る恐怖を味合わされたって感じです。

この時スマホとネットとSNSがあったらと思うと、いや本当に恐ろしいです。

自分なりのヤバい宗教に対しての「教訓」

よく駅前で小さいブースを構えて冊子を掲げて布教活動している団体を見かけます。彼らはこちらに積極的には声をかけてきません。こういうパッシブ布教の内は大丈夫だと思います。問題はアクティブ布教です。自宅を訪ねてきたり、学校のそばで新入生を勧誘したり、友人に入信を勧めるなど、積極的に押し付けてくる宗教はまずロクなもんじゃないと思うべきでしょう。

そして一番ヤバいのは素性を隠してキャッチーなネタをフックにして徐々に勧誘してくるパターン。オウム真理教もそうでしたがヨガサークルとか自己啓発セミナーとか各種同好会(全てネット上含む)などでの勧誘です。ISもそうでしたが、まずは人間関係を築き上げた後に勧誘してくるパターンです。人間、親しくなると断りにくくなるもんですからね。「お付き合い程度」が危ないと思います。

話が脱線しましたが、犯罪にさえ走らなければオウム真理教は90年代の面白宗教団体だったんですけどね。。。

さて、どこに散骨ですかね?